キンモクセイ  著・川井なつ

※2008.3.14 サイトにup



キンモクセイ

 地面に散り落ちたキンモクセイの花を拾い集めた。枕元に広げた濃藍色のちりめんに拾ってきた花々をまぶし、ちいさな星空をつくりあげたつもりになって、甘い香りの中で心地よく眠った。
 次の朝、濃藍色のちりめんから花々はひとつ残らず消え去り、代わりに、甘い香りをふりまく星の群れが夜空を渡って行ったというニュースを知った。キンモクセイの花たちに違いなかった。
 さて夜となり、甘き香りの星の群れは再び現れ、しばし天をさまよい流れていたが、やはり地に散るのが花にはふさわしいと思ったか、すべて流れ星となって次々と落ちて行った。


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こそこそと書き直すかもしれません。書き直したな、と気づいたら見逃してください(笑)。



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